【機能アップデート】 ETD・ETAの希望日を入力・管理が可能に|Requested ETD / ETAで遅延を可視化

2025/06/10
Logo

MonCargo Official

info@moncargo.io

いつもMonCargoをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、出港予定日・到着予定日(ETD・ETA)の希望値を記録・可視化できる新機能をリリースしました。

従来、MonCargoでは本船の動静情報から自動取得されたETD・ETAをもとに遅延日数の管理を行っていましたが、今回のアップデートにより、ユーザー自身で「Requested ETD / ETA(希望出港日・希望到着日)」を入力・管理できるようになりました。

これにより、社内や取引先との調整によって決定された予定日もMonCargo上で一元的に管理でき、Excelや別システムとの二重管理を解消します。

設定方法と表示項目の詳細(ETD/ETA入力機能)

新たに以下の設定項目が「チーム > 基本設定 > 船積設定」に追加されました。
各チームごとに有効化を選択できます。

null

  1. 初回取得時ETDを有効化
     船積み登録時に自動取得されたETD(出港予定日)を表示

  2. リクエストETDを有効化
     ユーザーが任意で入力した希望出港日(Requested ETD)を表示

  3. 初回取得時ETAを有効化
     船積み登録時に自動取得されたETA(到着予定日)を表示

  4. リクエストETAを有効化
     ユーザーが任意で入力した希望到着日(Requested ETA)を表示

その他の仕様

  • チーム設定は詳細画面・検索条件・共有リンクにも反映されます。
  • 遅延日数(希望日と実際の差分)は、一覧画面・詳細検索画面にも表示されます。
  • CSV出力時は、設定の有無にかかわらず、すべてのETD・ETA項目を含む形でダウンロード可能です。

開発背景

なぜETD・ETAの手入力機能を追加したのか

MonCargoは「手入力を極力減らす」という思想のもと、自動化されたETD・ETA取得を中心に設計されてきました。
しかし、実際の業務現場では以下のような運用が見られました。

  • スケジュールを調整した際の希望ETD・ETAはExcelで別途管理されている
  • 希望したETD・ETAと実際の出港日・到着日とのGAPを見たいが、システム上で記録が残らない
  • 情報が分散し、船積みスケジュールの一元管理が困難

特に、フォワーダーに依頼した際のETD・ETA、または、荷主企業から希望されたETD・ETAがある場合、個別に管理されているケースが多く見られ、システム上での初回取得時からの差分だけでは不足しているという状況がありました。

こうした背景から、「どうせ希望日を記録するならMonCargo上で直接管理できた方が効率的」との結論に至り、今回 Requested ETD ・ ETA機能を開発しました。

在庫管理や納期管理におけるリードタイムの最適化には、「当初の希望日」と「実際のETD・ETA」の差異分析が不可欠であり、本機能によりGAPの可視化・分析が可能になります。

ETD・ETAの希望日をMonCargo上で直接管理できることで、スケジュール調整・納期管理・在庫最適化がよりスムーズになると信じています。

今後も、現場の業務に即した改善を続け、海上輸送の情報管理効率を最大化してまいります。

リリース日

2025/6/10

お問合せ

資料請求またはお問い合わせはこちらからお願いいたします。


MonCargoでは、サービス改善に向けて、ユーザーの皆様の声を積極的に参考にさせていただいております。機能や画面デザインなど、なにか気になることやご要望がございましたら、お気軽にお伝えください。

今後とも、MonCargoをよろしくお願いいたします。

MonCargo