MonCargo Official
2026年に創業90周年を迎えた株式会社ゼネラル様は、空調機を中心にグローバルに事業を展開されています。
空調機事業では、海外販売会社と連携しながら、各地域の販売状況や在庫状況を踏まえた生産・出荷計画を管理されています。地域ごとに需要が変動するなかで、工場出荷後の船積みスケジュールを正確に把握し、海外販売会社へ共有することは、計画の精度を支える日々の業務に欠かせないものです。
今回お話を伺ったのは、株式会社ゼネラル 生産本部 ロジスティクス推進部の髙城様・渡辺様と、デジタル推進グループ デジタルイノベーション推進の小出様。業務現場とシステム導入の両方の視点から、MonCargo導入の背景や効果についてお聞きしました。
左から生産本部 ロジスティクス推進部 髙城大道様、渡辺一彦様
海外販売会社に対するETD(出港予定日時 / Estimated Time of Departure)・ETA(到着予定日時 / Estimated Time of Arrival)の可視化と、船積みスケジュール共有業務の効率化。
―― はじめに、ご担当業務について教えてください。
髙城様:
私は主に、欧州地域の販売・在庫状況を踏まえ、生産・出荷台数の最適化を図る需給調整業務を担当しています。
各地域ごとに販売や在庫状況を確認し、それぞれの状況に応じて毎月の生産・出荷台数を確定していく業務です。現地の販売実態や在庫状況を細かく調査し、最適な仕込み・販売・在庫計画を策定していくことが、重要になります。
―― MonCargo導入前は、どのように船積みスケジュールを確認されていましたか。
髙城様:
各販売会社に対して、毎月の出荷状況を共有する機会が多くありますが、その際に、船積みの輸送状況を細かく記載した「シッピングプラン」という予定表を作成し、Excelベースで共有していました。
従来は、B/L(船荷証券)単位で出荷スケジュールを更新する必要があり、1件ずつ船会社のトラッキングサイトを確認していました。件数が多いと、全ての輸送スケジュールを更新するだけで約1時間ほどかかっていました。
―― 海外販売会社からの問い合わせ対応では、どのような確認が必要だったのでしょうか。
髙城様:
現地販売会社から製品の輸送状況について問い合わせが来ることがあります。
MonCargo導入前は、問い合わせ内容に応じて、まず対象機種を確認し、その機種がどのコンテナに入っているかを調べ、さらにB/Lをたどって船会社サイト等で本船動静を確認する必要がありました。確認先が複数に分かれることで、情報を探す時間だけでなく、販売会社へ回答するまでの時間も長くなりやすい状況でした。
―― MonCargoは、どのように活用されていますか。
髙城様:
MonCargoを導入してからは、B/Lを登録した後、1画面で全件のスケジュールを確認できるようになりました。以前は、船会社のトラッキングサイトに1件ずつアクセスして確認していましたが、今は一つの画面でまとめて確認できるため、スケジュール更新にかかる工数はかなり削減されています。
月によって件数は変わりますが、スケジュールを確認・更新する際、約1時間かかっていましたが、MonCargo導入後は、同じ作業が15分程度で完了できるようになりました。
―― 海外販売会社様への情報共有は、どのように行っていますか?
髙城様:
日々の業務では、自社システムにMonCargoのデータを連携し、自社システム上にある様々なデータと輸送状況を紐づけて、一画面で確認できるようにしています。現地販売会社も、その画面を見れば輸送状況を確認できる環境になっています。
以前は、現地販売会社から問い合わせが来るたびに、本社側で状況を確認してExcelベースで管理し、回答する必要がありましたが、今は、情報がシステム上で紐づいているため、都度確認して回答する場面は以前よりかなり減っていると感じています。
もちろん問い合わせがゼロになったわけではありませんが、同じ情報を関係者が確認できるようになったことで、状況共有はしやすくなりました。
―― MonCargo導入の決め手を教えてください。
小出様:
導入前は、海外販売会社向けにETD・ETAを可視化したいという課題がありました。
当社の自社システム上には、機種や出荷に関する情報は管理できていましたが、そこに紐づける、ETD・ETAなどの情報を効率よく確認・連携する仕組みが必要でした。
導入前にはいくつかのサービスも比較検討しましたが、当社としては多機能な物流ツールを新たに使いたいというより、既存の業務や自社システムに対して、必要な船積みスケジュール情報を適切に連携できることを重視していました。
その点、MonCargoは、ETD・ETAを確認したいという当社のニーズに対して、必要な機能に絞って活用できる点が評価ポイントでした。
また、業務効率化に加えて、短期間で導入できたことも決め手になりました。シンプルな設計で、1〜2回触れば分かるという分かりやすさがあり、導入や習得に時間がかからない点も、現場で使いやすいと感じたポイントです。
―― 実際に輸送スケジュールを確認するうえで、どこが使いやすいと感じられますか?
髙城様:
出港予定日時や最終の到着予定日時だけでなく、トランシップ(積み替え)における各船のETD(出港予定日時)・ETA(到着予定日時)も確認できます。
単にETD・ETAだけが表示されるよりも、輸送の流れが分かることで、より納得感のある情報共有ができると感じています。
渡辺様:
実務上、輸送遅延が発生する場合、積み替え港での接続や次船への積み替えが影響するケースもあります。トランシップがいつ行われるのか、その結果として最終ETAがどう変わるのかが見えることはありがたいですね。
―― MonCargoの効果を特に感じるのは、どのような場面でしょうか。
髙城様:
通常業務において、出荷状況の確認時間が大幅に削減されたことはもちろんですが、特に、イレギュラー対応、たとえば販売会社側で在庫切れや輸送遅延といったトラブルが起きた時に、効果が大きいと感じています。
トラブル対応は通常時よりもさらにスピードが求められます。問い合わせがあった際に、より早く現状のスケジュールを確認し、その先のお客様へスムーズに情報を共有できることで、納期調整など次のアクションに早く移れます。
結果として、顧客満足度の向上にもつながっていると感じています。
渡辺様:
海外販売会社の先には、ホールセラーやインストーラー、エアコン設置業者など、さまざまなお客様がいらっしゃいますので、そういった現地のお客様から輸送状況の問い合わせが入り、それが販売会社を通じて日本本社に届くこともあります。
関係者・ステークホルダーが多いため、関係者間の認識のズレを防ぎ共通認識をもつことができるという点でも、MonCargoは有効な手段だと感じています。
―― 今後の展開についてもお聞かせください。
髙城様:
現在は一部地域での運用ですが、将来的には他の地域にもトラッキングシステムを導入し、各地域・各販売会社に輸送状況を提供していきたいと考えています。
地域によっては物量が多く、B/Lの件数も増えます。そうした地域に対しても、きめ細かい情報を提供できれば、営業としても非常に助かると思います。
今後、より多くの地域で展開できればよいと考えています。
株式会社ゼネラル 様
〒213-8502 神奈川県川崎市高津区末長3丁目3番17号
https://www.generalww.com/jp/index.html
今回は、株式会社ゼネラル様にお話を伺いました。
MonCargoを自社システムと連携することで、本船動静の確認や海外販売会社との情報共有において、業務効率化に貢献できていることをとても嬉しく思います。特に、MonCargoが日々の確認作業を効率化するだけでなく、海外販売会社との情報共有や輸送遅延時の次のアクションを支える基盤としてもご活用いただいている点が印象的でした。
また、すでに自社システムを活用されている企業様にとっては、必要な船積みスケジュール情報を、既存の業務フローやシステムに、無理なく組み込めることの重要性を、改めて認識いたしました。
MonCargoとしても、今回のお話を通じて、現場の業務に自然に組み込める、実務に根ざしたサービスであり続けられるよう、尽力してまいりたいと考えています。
髙城様、渡辺様、小出様、貴重なお話をありがとうございました。